Thursday, December 23, 2010

ポートランドへの留学を振り返ってみて

10か月の留学生活が終わりました。
10か月という期間は長いようですごい短かった。
やりたかったこと、だけど思い通りいかなかったこと本当に多かったなーと思います。
出来たことなんてほんと指で数えられるぐらいなものだったなーって思います。
だけど、そんな辛さ7割、楽しさ3割の留学生活、異文化での生活だからこそ学べたことも本当にたくさんあったなぁと思います。

今回はその中でも特に留学中に学んだこと・感じたことについてちょっと振り返ってみようと思います。

まず、第一にほんとに「自分の好きなことをやることの大切さ」
これは留学を通して一番意識するようになった考え。

というのも、単純にいろいろ試行錯誤しながら、自分が本当に楽しめることを見つけようとしている人、見つけてる人っていうのが幸いにも自分の周りにはたくさんいたからです。
もちろん日々を刹那的に楽しんでいる人もそれは沢山いたけども。自分には前者の人達の方が輝いて見えたし、話していて楽しかったし。
そんな長期的に楽しいことを見つけようとしている人達に通じているのが「人生一度きりだから、人生楽しまなきゃ損」的な考え。
そんな彼らにとっては、もちろん楽しむ為のベクトルっていうのは人それぞれ違う方向に向いているから、例えそれが社会的に評価されないことでも、自分が良いと思えばそれでいいわけなんです。

それに対して、日本ではまだまだ大学4年で卒業して名のある会社に行って定年まで勤めてみたいなキャリアが社会的には王道の様な気がします。

だけど、それが必ずしも自分の王道になるっていうわけだから、やっぱりそこは日本社会の風潮に惑わされずに、しっかり自分の信じる道を進んでいこうと思うようになりました。


第二に、日本だけじゃ勿体ないということ。

日本はすごい居心地が良い、食事も、交通網も、治安も。
だけど、日本の居心地のの良さっていうのはComfortableじゃなくてCozyな気持ちよさ。
確かに日本人のSimilarityっていうのは、文化の違いも少なくて意思疎通しやすいし協調性っていう強みがあるわけで、今までの時代はそれが機能して先人達の頑張りで僕たちは今この心地よさを享受しているわけだけど。
今の時代のキーワードはSimilarityじゃなくてDiversity。
多様性の中でうまく協力して物事を進めていくのが、この時代で働くっていうことのスタンダードになるし、ならなきゃいけない。

そんなことを考えると、「異文化を理解し、英語(もしくは中国語)を話せるようになることの重要性」っていうのは、たかだか10か月ではあるけれど強く強く感じるところでした。
また、同時に異文化を理解するにつれて、自分の見える世界が広がっていく感覚は自分にとってすごい楽しかったです。

どんどん異文化を経験していくっていうのはボーダレスなこの時代ならではの醍醐身です。
だからこそ、それを堪能せずに活動の場を日本だけに留めるっていうのはすごい勿体ないことなのではないかと考えるようになりました。


と、まぁ徒然に書いてみたわけですけど
何にしても、今回の留学は後で振り返ってみれば、自分の人生の大きな転換点になったのは間違いないと思っています。


僕は基本的に人生の最後に笑えればそれでいいなと思っているタイプの人間なんですけど、今回の留学は人生最後に笑う確率をけっこうに上げれたんじゃないかと、そう期待しています。

Tsurupin